チュウサギ
県内でよく見られるシラサギのうち、コサ
ギやダイサギは一年中見られるのに対して、
チュウサギは渡りの時期によく見られます。
夏の間も少数が見られますが、主に春の田植
えの頃、秋の稲刈りの頃に、水田地帯でよく
見かけます。
コサギより少し大きいですが、体の大きさ
に比べて、首やくちばしがあまり長くないの
で、それほど大きくは感じません。この時期、
チュウサギのほとんどはくちばしが黄色にな
っており、くちばしが黒いコサギとの良い識
別点になります。
田んぼのあぜ道などで、バッタなどの昆虫
やカエルなどを探して餌としています。
一帯の稲刈りが終わり、冬鳥たちの姿が増
えてくる頃、気がつけばチュウサギの姿はな
く、コサギとダイサギだけになっています。