2009年6月

アオゲラ

 新緑の森も段々と緑が濃くなってきました。
 アオゲラは、県内各地の山地で見られるキツ
ツキで、ハトよりもやや小さめです。低山
から奥山まで、広い範囲の森に生息します。
その名の通り背中が黄緑色をしており、腹部
には黒い横斑があります。雌雄はよく似てい
ますが、雄は頭頂全体が赤いのに対して、
雌は後頭部だけが赤いので見分けることが
できます。
 「キョッ、キョッ」という声で鳴きます
が、この声は他のキツツキも出しますので、
これだけで聞き分けるのは困難です。しかし、
繁殖期には「ピョー、ピョー」という声も
よく出し、これによって聞き分けることが
できます。
 日本特産種で、学名にもその名が取り入れ
られています。


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