2009年5月

チュウシャクシギ

 新緑の季節、野山では夏鳥たちが次々と
渡ってきて、きれいな鳴き声を聞かせてく
れます。同じころ、海岸や干潟には、シギ
やチドリの仲間が飛来します。
 チュウシャクシギは、下に湾曲した長い
くちばしをもち、独特な姿をしています。
その名の通り、この仲間では中くらいの大
きさで、だいたいハトぐらいの大きさです。
 和歌川河口、日高川河口、森の鼻、孔島
など、県内各地の干潟や海岸に渡来し、主
にカニを餌としています。カニを捕まえた
時は、足をくわえて振り回し、足を取り除
いてから丸のみします。
 群れで見られる事が多く、飛び立つとき
には「ピピピピピピピ」と大きな声で鳴き
ます。
  

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