2008年10月

ハイタカ

 10月も中旬に入ると、タカの渡りも
一段落します。でも、ツミやハイタカな
どの小鷹は、これから渡りのピークを迎
えます。
 サシバやハチクマのように、はっきり
としたピークはありませんが、10月下旬
から11月初めにかけて、だらだらと渡っ
ていくのが観察できます。
 和歌山県内では、ツミはサシバなどと
同様に四国方面に渡っていくのに対して、
ハイタカはほとんどが四国方面から飛来
します。これらの個体は、おそらく大陸
から九州を経て渡ってくるものと考えら
れています。
 同じ北から南の渡りでも、このように
結果的に反対に移動することになるのは、
本当に面白いものです。

過去の「今月の野鳥」へ
トップページへもどる
今月の野鳥