2007年7月

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コゲラ

 野山では、繁殖を終えた小鳥たちが、混群
をつくっているのを見かけるようになりました。
カラ類に混じって、「ギー」と鳴いているのは、
コゲラです。
 県内で見られるキツツキの仲間では最小で、
スズメほどの大きさしかありません。でもその
小ささを活かして、細い枝でも器用につたって、
餌を探すことができます。
 巣は、木に穴を掘って作ります。根気よく木を
つついて、少しずつ穴を開けていきます。完成
するまでには、おそらく何日もかかるでしょう。
 キツツキは、よく森のお医者さんと言われます。
それは、巣を作るのはたいてい森の中の枯れ
木や弱った木で、森林の更新を助ける役割を
担っていると考えられているからです。
  また、キツツキの明けた巣穴は、他の鳥の
巣穴として利用されることもよくあります。
 こんな小さな鳥でも、森の中では重要な役割
を担っているのです。
 
今月の野鳥