2007年12月

オナガガモ

 今年も、冬鳥たちの季節がやってきま
した。
 渡来したては地味だったカモの雄たちも、
すっかりきれいな生殖羽になっています。

 オナガガモは、その名の通り雄の尾が長い
のが特徴です。雄の頭部はチョコレート色
で、胸から首の前部が白く、その白色部が
頭部にまで食い込んでいます。
 雌は他のカモと同様に褐色の地味な色を
しておりよく似ているのですが、他のカモ
に比べて首が長く、ほっそりとした体型に
見えます。

 県内各地の河川、河口、池などで普通に見られ
ますが、それほど数は多くありません。しかし、
他の府県の都市公園などで餌付けされているよう
な場所では、驚くほどの大群を見ることもありま
す。
 その体型からすっきりとした印象のあるオナガ
ガモですが、餌を求めてひしめき合っている様子
は、ちょっと似合わないような気もします。

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