2007年10月

ツミ

 日本で見られるタカの中では最も小さく、
ハトぐらいの大きさのタカです。
 県内では、主に冬鳥で、秋から冬にかけて
見ることができます。また、春秋の渡りの時
期には、1〜数羽で渡っていく姿を見ることが
できます。
 今、タカの渡りがピークを迎えていますが、
日の岬などでは、1日に数十羽のツミが渡っ
ていくのを見ることがあります。小型のタカで、
高く飛んでいるときには肉眼では見落とすこと
が多いので、実際にはもっとたくさんの数が
渡っているものと思われます。
 小鳥を主な餌とし、林やその周辺で餌をとり
ますが、市街地や公園で見ることもあります。
 越冬中はなかなか姿を見ることは難しいで
すが、渡りの時期には多くの個体を見ること
ができますので、識別の練習にはもってこい
です。
 今度の休日は、タカの渡りの観察に行って
みてはいかがですか。
 
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