2006年8月

セイタカシギ

 遅れていた梅雨明けも、ようやく発表され、
猛暑の季節がやってきました。今年の稲は、
少し成長が遅れているようですが、これで
持ちなおすのではないでしょうか。
 連日の暑さのもと、秋なんてまだまだと思
われる方がほとんどでしょうけれど、鳥の世
界では、秋の気配も感じられるようになって
きました。湿地に、シギチドリの仲間が渡来
するようになったからです。
 セイタカシギは、その名の通り足が長く、
非常にスマートな鳥です。数十年前までは
非常に珍しい鳥でしたが、最近は毎年のよう
に渡来するようになり、、それ程珍しくはなく
なりました。それでも、そのスマートな姿から、
いまでも人気の高い野鳥の一つです。
 県内では、主に旅鳥として渡来し、休耕田
などで見られます。水の張られた休耕田の中
を、ゆっくりと歩きながら採餌する様は、さな
がら水田の貴公子といったところでしょうか。

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