2006年7月

ツバメ

 梅雨の晴れ間、電線に多くのツバメがとまって
いる姿を見かけるようになりました。よく見ると、
少し尾の短い個体がたくさんまじっています。
今年生まれた子供たちです。もう飛ぶ姿もしっ
かりしていて、よく見ないと親鳥とは見分けが
つきません。
 県内では、農村を中心に、普通に見ることが
できます。代表的な夏鳥で、昔から虫を食べる
益鳥として親しまれてきました。
 家の軒先にお椀型の巣を作り、ツバメが巣を
作る家は縁起がよいとされ、大切に守られてき
ました。4月頃から子育てを始め、夏までに、
たいてい2回の子育てを行います。
 昔は家の土間に巣を作ることが多かったの
ですが、最近は防犯のために玄関を閉めておく
家が増えたため、ツバメにとっては少々住宅難
なのかもしれません。
 これからの季節、あし原で集団ねぐらをとりま
す。薄暗くなると三々五々集まってきて、しばらく
飛び回った後、いっせいにねぐら入りします。
その様子は、みごとなショーを見ているようです。

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