アマサギ
田畑に田植えの季節が訪れると、オレンジ色
をしたサギの姿を見かけるようになります。それ
がこのアマサギです。その名の通り、首から上と
背中にかけて亜麻色をしており、主に夏鳥として
渡来します。
群れで行動することが多く、田起こしをする
トラクターのすぐ後ろをついてまわり、飛び出して
きた昆虫やカエルなどをすばやく捕らえる姿を
よく見かけます。農耕に牛を利用している地域
では、その牛の上に何羽ものアマサギが乗っ
かっている風景を見ることもあります。
群れの中には、亜麻色をしていないアマサギ
も混じっており、コサギやチュウサギと紛らわしい
こともありますが、コサギはくちばしが黒いこと、
チュウサギは一回り大きく、アマサギの方が首や
くちばしが短いことで見分けることができます。
アマサギの渡来、それは田植えの季節の到来
を告げる風物詩でもあります。