2006年11月

ツグミ

 この秋は、ずいぶん暖かかったですが、それ
でも、秋の深まりとともに、渡ってくる鳥たちの
種類は、少しずつ変化しています。
 11月に入り、ツグミ科の鳥たちの声や姿が
目につくようになりました。その代表が、写真
のツグミで、代表的な冬鳥のひとつです。森林
よりも、田畑や河川敷など、開けた場所で見る
ことが多い鳥です。
 上面は灰褐色、下面は白地に黒斑がありま
す。つばさの栗色の部分の大きさと、下面の
黒斑の数は変異が大きく、個体によってかな
りの差があります。
 地面に降りているときは、直立した姿勢をと
ることが多く、数歩はねて立ち止まるという行
動を繰り返す姿を、よく見かけます。
 澄みきったさわやかな秋晴れの中、どこから
ともなくクワックワッと聞こえるその声を聞くと、
冬の到来が近いことを、感じさせてくれます。
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今月の野鳥
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