2005年8月

トウネン

 8月も半ばを過ぎると、県内の海岸や湿地に
シギチドリの姿が見られるようになってきます。
いくら残暑が厳しくても、シギチドリの姿を見か
けるようになると、秋の訪れがそう遠くないこと
を教えてくれます。
 トウネンは、県内各地の海岸や水田などで、
見ることができます。小型のシギで、「当年生ま
れ」という意味で名付けられたとされています。
 夏羽にはレンガ色の羽が見られますが、秋の
渡りでは冬羽になっており、そのような色は見
られません。また、秋の渡りでは、幼鳥が多く
見られます。
 どこで観察しても、常に歩き回りながら、忙し
そうに餌を探しており、じっとしていることは、
あまりありません。
 いつの間にかやってきて、次の週にはもう
いなくなっている。シギチドリの渡りは本当に
不思議です。来週はどんなシギチドリが見ら
れるのか。毎週違った楽しみがあるのが、
シギチドリの渡りの楽しさです。
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