2005年7月

クロサギ

 和歌山県の海岸線は変化に富み、京阪神
から多くの釣り人達が訪れます。そのような
磯を生息場所としているのが、クロサギです。
サギの仲間というと、アオサギやダイサギ、
コサギのように、田畑や河口付近で多く見ら
れますが、このクロサギだけは波の打ち寄せ
る磯で見ることができます。
 その名の通り、全身黒色で、足とくちばしは
色が薄く、少し黄色味を帯びていることもあり
ます。黒っぽい磯の上では意外と目立たず、
飛び立ってはじめて気がつくこともあります。
磯の上を歩きながら、潮だまりや波打ち際で
魚をねらいます。ねらいを定めるときには、
羽を広げて陰をつくり、魚を見やすくする行動
をとることもあります。
 県内各地の磯に、留鳥として生息しています
が、繁殖場所はよくわかっておらず、いくつか
の島で繁殖が確認されている程度です。
 派手な色ではありませんが、カラスとは違っ
て水墨画的な色合いをしており、なかなか味
のある色だと思います。
 このクロサギは、あまり目立ちませんが、海
に恵まれた、和歌山県ならではの鳥の一つ
にあげられるでしょう。
 
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