2005年4月

イソヒヨドリ

 海岸沿いに住む人の中には、イソヒヨドリ
のさえずりによって、春を感じる人も多くいる
のではないでしょうか。
 その名の通り、もともとは海岸の岩礁地帯
に生息する鳥でしたが、かなり以前から海岸
沿いの町中でも見られるようになり、近年は
かなり内陸部でも見られるようになりました。
これは、コンクリートで出来た建物が、急速に
広まっていったのが原因ではないかと思われ
ます。定着性が強く、一度定着すると、一年中
ほぼ同じ場所で見られるようになります。
 オスは頭部から上面にかけての青色が鮮
やかで、よく澄んだ大きな声でさえずります。
メスは茶色の地味な姿をしており、人家や
ビルの隙間などに巣を作ります。巣の場所は
わかりづらいですが、ヒナが巣立つと、大きな
声で盛んに鳴きますので、すぐにその存在が
わかります。
 
 
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