2005年12月

ユリカモメ

 12月に入り、冬らしい寒い日が続いていま
す。この寒さで、私たちの周りでも、冬鳥たち
の姿が目につくようになってきました。
 カモメの仲間は、中紀で繁殖するウミネコ
以外はすべて冬鳥で、これからが最も多く
見られる季節です。
 ユリカモメは、県内で普通に見られるカモメ
類の中では最も小さく、古くから和歌などに
「みやこどり」として親しまれてきました。
 県内では、有田川以北と会津川で多く見ら
れます。日高川以南では、ウミネコやカモメ、
セグロカモメがほとんどなのに、なぜか会津
川だけで多く見られます。
 白っぽい体にくちばしと足が赤く、かわいら
しい姿をしていますが、見かけによらず気が
強くて、 カモの餌付けが行われている場所
では、大群でやって来て横取りしていきます。
 夏羽では、頭部が黒くなるので、春が近づ
くとそのような個体を見かけることも出来ます。
トップページへもどる
今月の野鳥
過去の「今月の野鳥」へもどる