2004年9月

タカブシギ

 8月も中旬を過ぎると、北の方で繁殖を終え
たシギやチドリの仲間が、再び日本にやって
きます。
 このタカブシギは、淡水性の湿地に渡来する
代表的なシギです。県内では、各地の休耕田
などで見ることが出来ます。体型はスマートで、
地味な色合いながら、黄色い足がアクセントに
なっています。
 少し離れた場所から観察していると、一時も
休まず、活発に動き回りながら採餌する様子を
見ることが出来ます。そのようにして、数日間
栄養を補給した後、さらに南を目指して旅立っ
ていくのです。
 広い水田地帯に取り残されたような休耕田、
一見役に立たないように見える場所でも、彼ら
にとっては貴重な休息場所なのです。
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