日の岬
今月の日の岬も、2004年4月に続いて2回目
の登場になります。
9月、秋風が吹き始めると、何となくそわそわし
た気持ちになります。それは、タカの渡りが気に
なるからです。
県内各地にタカ渡りの観察地がありますが、
ここ日の岬は、タカ渡りを比較的近くから観察
できる場所として、多くの人に人気の観察地で
す。
ここにやってくるのは、地元のタカ渡りファン
だけでなく、関西各地から毎週のように訪れる
人もいるほどです。
早い個体は8月から渡り始めますが、渡りが
本格化するのは9月中旬からで、ピークは、ハチ
クマが9月下旬から10月はじめ、サシバが10月
はじめから中旬まで、というのが例年の傾向です。
その後も、ツミやハイタカ、ノスリ、オオタカなどが
11月末頃まで渡ります。
タカ渡りの観察ですから、その時の気象条件
などによって当たりはずれが多いのが難点です
が、たとえタカが飛ばなくても、天気さえよければ
山頂から見下ろす紀伊水道の眺めは、気持ちを
リフレッシュさせてくれるでしょう。
同じ頃、小鳥たちも渡りますので、木々の間に
その姿を探すのも良いでしょう。