和田不毛
2004年5月に続いて、2回目の登場です。
8月といえば、一般的にはバードウォチングに
あまり向かない季節ですが、この季節ならでは
の楽しみもあります。
湿地には、早くもシギチドリの仲間が渡来しま
す。和田不毛の所々に見られる休耕田には、
タカブシギ、ヒバリシギ、トウネン、コチドリなどが
渡来し、他にはセイタカシギ、エリマキシギ、アオ
アシシギなども見られます。
シギチドリ以外には、チュウサギも見られる
ようになり、稲刈りが始まる頃には、ノビタキの
姿も見ることができます。
夕方には、ツバメたちのみごとな乱舞を見る
ことができます。あし原にねぐらをとる数千羽の
ツバメが、どこからともなく集まり、しばらくの間、
上空を飛び回ります。
夕焼け空のなか、にぎやかに飛び回った後、
いっせいに決まったあし原にねぐら入りします。
ツバメの姿が見られなくなった夕空には、いつ
のまにか、一番星がきらめいています。