2006年11月

紀ノ川(直川付近)

 11月に入り、水辺にカモの姿が目立つように
なりました。紀ノ川は、和歌山県最大の川です
から、観察できるカモの数も、県下最大です。
 毎年1月に行われる一斉調査では、数千羽
のカモがカウントされています。中でも、紀ノ川
大堰から岩出橋までの間が、最も多くのカモを
観察できます。
 直川付近の紀ノ川は、広い水面と入り組んだ
中州とで、カモたちの格好のすみかとなってい
ます。釣り人も多く訪れる場所ですから、その時
の状況によって見られる場所は変わりますが、
丹念に探すと、何種類ものカモを観察することが
できます。
 マガモが最も多く、ついでヒドリガモ、他には
カルガモやホシハジロ、オカヨシガモなどが見ら
れます。時間をかけて探せば、10種類近くの
カモを見ることができるでしょう。
 右岸の堤防の北側には、草原が広がってい
ます。ここでは、小鳥や猛禽類が見られます。
かつては、コミミズクが定期的に渡来していま
した。いまでも、何かの出現を期待させる場所
です。

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