2005年11月

有田川・河口付近

 高野山を水源とし、西へ西へと流れた有田川は、
有田市で紀伊水道に注ぎます。県内の主要河川
の一つで、その河口付近では、多くの水鳥たちが
見られます。
 最も水鳥の種類と数が多いのが、安諦橋より少
し上流の、川幅が広くなってよどみのできている
付近です。この付近にはあし原や中州があり、
絶好の休息場所になっています。カモ類では、
マガモ、ヒドリガモ、オカヨシガモが多く見られます。
カワウやアオサギも、休んでいる姿を多く見かけ
ます。ミサゴが悠然と飛ぶ姿も見られるでしょう。
時には、ハンティングの様子を観察したり、30cm
はあろうかと思われる魚を持った姿を見ることも
あります。
 有田大橋よりも海よりの河口付近では、ヒドリガ
モが見られます。また、有田大橋付近の水面では、
ユリカモメの姿も見られます。時間帯によってはまっ
たく見られないこともありますが、多くの場合、水面
で休んでいたり、付近を飛び回っていたりします。
 川の両岸とも、道路になっていて、交通量も多い
ですから、探鳥にはくれぐれも気をつけて下さい。
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