2004年9月

日高田んぼ

 国道42号線、JR紀伊内原駅前交差点から、
西に向かって車を走らせると、しばらくして左手に
広い水田地帯が広がります。このあたりを、通称
「日高田んぼ」と呼んでいます。この水田地帯は、
小さな川をはさんで和田不毛とつながっているの
で、広い意味での和田不毛に含まれることもあり
ますが、もともとの和田不毛と区別するために、
この呼び名を使っています。
 春から秋にかけて、そのほとんどが水田となり、
一面、緑のじゅうたんを敷き詰めたような光景と
なりますが、毎年、所々に休耕田が残され、シギ
チドリの格好の採餌場になっています。
 タカブシギやヒバリシギ、トウネン、コチドリなど
の他、セイタカシギ、エリマキシギ、オジロトウネン
なども毎年のように姿を見せてくれます。
 車の中から観察していると、驚くほど近くにまで
寄ってきてくれることがあります。ただし、周囲は
農地であり、農家の車の通行の邪魔にならない
ように気をつけて下さい。
 冬には、チョウゲンボウやハイタカなどの猛禽を
見ることもでき、一年を通して楽しむことが出来ま
す。ただし、当たりはずれが大きく、根気よく鳥を
探すことが必要です。
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