日高川河口
国道42号線を南下し、御坊市内を抜けると、
日高川に架かる橋を渡ります。これが天田橋で、
この付近は鳥が多く、良い探鳥地となります。
まず南詰めを右折し、河口に向けて進みます。
右手には、干潮時には干潟が広がり、シギチドリ
の姿を見ることが出来ます。
車は行き止まりになりますが、その先は王子川
との合流地点となり、カモたちの姿を見ることが
出来るでしょう。また、本流との境の堤防の上に
カモメの仲間がずらりと並んでいることがあり、
カモメやウミネコの中から、セグロカモメやオオ
セグロカモメを探してみましょう。ここ数年は、
毎年シロカモメのの成鳥も見られており、運が
良ければ見ることが出来るでしょう。
今度は国道を渡って、上流側へ言ってみましょ
う。すぐに河川敷におりる道があり、おりた付近で
多くのカモを見ることが出来ます。車の中から観
察すると、あまり逃げることもなく、じっくりと観察
出来るでしょう。
あし原の中からはオオジュリンの声が聞こえ、
水たまりにはツグミやムクドリなどが水浴びに来
ます。付近の草むらには、ホオジロやジョウビタキ、
ベニマシコなども見られ、ミサゴやノスリの舞う姿
も見られます。
日高川河口付近に残るあし原は、県下でも最大
規模で、ここの自然環境の豊かさを象徴していま
す。